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占いとスピリチュアルカウンセリング

2010.5.12 作成

「占い師」というのは、古くからある職業なので、「当たるも八卦、当たらぬも八卦」などという言葉もあり、そのイメージは浸透していますが、「スピリチュアル・カウンセリング」については、比較的新しいコンセプトになるため、十分理解されているとは言えないところがあります。

そこで、私のこれまでの経験と知識の中から、スピリチュアル・カウンセリングとはどのようなものなのかについて書いておきます。

(1)占いとスピリチュアル・カウンセリングの違い

この節では、違いを理解するために、少し単純化して説明します。

【占い】 未来の状況や、現状について、占術あるいは道具を用いて読みとり、相談者(クライアント)にそれを伝えるもの。 占いの結果が的中するかどうか、すなわち「的中という客観的な事実」が重要。

【スピリチュアル・カウンセリング】 未来の状況や現状について、占術や道具を使わないで読みとり、相談者にそれを伝えるもの。(霊視・霊聴・チャネリングなどという言われ方もする) 基本がカウンセリングであるので、結果が的中するかどうかよりも、相談者が良い方向に進むことになること、すなわち「相談者の主観的な気持ち・判断」が重要。

なので、数は少ないですが、その人が良い方向に進むためには、外れる方がいいということもまれにります。 これは、どういうことかというと、例えば相談者が、Aという仕事に固執しているが、実はBという仕事の方が向いているのにも関わらず、Aをどうすればいいのかについて聞いてきた場合、Bの方が良いと言っても、聞く耳を持たないので、Aの仕事についてこうした方が良いというアドバイスをするのだが、このアドバイスはAの仕事から早く離れることができるための内容であるため、結果として外れになるということがあります。

この場合、カウンセラー自身が読みとることができる情報というのは相談者によって異なりますが、 ①カウンセラーがBの方が良いと分かっているケース ②カウンセラーにもBの方が良いとは分からないケース の両方があります。 分からないという②のケースでは、カウンセラー自身が読みとった情報が、カウンセラーがら見てもAの仕事に対するアドバイスになっているが、それを行うと、Aから離れてBの仕事に行くという結果を生み出します。

つまり、当たるかどうかよりも、相談者が良い方向に進むための情報をスピリチュアル・カウンセラーは得ることになります。

似たようなことを、仏教の世界では「方便」という言葉で説明していることもあります。

ほうべん 方便(名) (ア)仏が衆生(しゆじよう)を教化・救済するために用いるさまざまな方法。 (イ)真実の教えに至る前段階として教化される側の、宗教的能力に応じて説かれた教え。 大辞林 第二版

外れる方がいいこともあるということを書いてきましたが、これはもちろん数としては少数派になります。 スピリチュアル・カウンセリングでもちゃんと読みとれて(つまり、当たって)相談者に説明出来るということが基本です。

(2)占い師とスピリチュアル・カウンセラーの境目

前節では、理解のために少し単純化して書いていますが、占いでも、当然相談者が良い方向に進むように行うわけなので、カウンセリングという要素も含まれてきます。 なので、占い師とスピリチュアル・カウンセラーの境目というのは、もともと曖昧なところがあったのですが、テレビ番組でスピリチュアル・カウンセラーが有名になったせいもあって、そもそも占い師である人が、最近は肩書きとしてスピリチュアル・カウンセラーと称していることが多いため、一般の人のスピリチュアル・カウンセラーに対する認識が、さらに曖昧になっています。 そのため、このスピリチュアルの世界についての知識が少ない人(テレビ番組のみが情報源の人が多いように感じます)の場合、占い師とスピリチュアル・カウンセラーを同一視することがあります。

実際のところ、占術とスピリチュアル・カウンセリングというのは、道具を使うか使わないかの違いであって、見ようとしているものは、同じ情報であるので、境目といっても難しいところがあります。スピリチュアル・カウンセラーの人でも、占術を併用することは多いです。(私も昔、タロットを併用していた時期があります)

あくまでも、占術においては「当たり外れ」が重視され、スピリチュアル・カウンセリングの方は当たり外れよりも、その人が「結果として、良い方向に進む情報である」ことが重視されます。

(3)スピリチュアル・カウンセラーの個性

占術の場合、タロットや易断などでもそうですが、手法・方法論が確立しているので、誰がやっても(結果が当たるかどうかはともかく)占術としては、一定のものになりますが、スピリチュアル・カウンセリングの場合は、カウンセラーの個性そのままが出るので、カウンセラーが10人いれば、10人の個性・スタイルがあります。 なので、霊視といった場合でも、見え方・見えるもの・見えるレベルは、カウンセラーによって異なります。

テレビ番組に出演するようなカウンセラーの場合は、番組として成立すること、視聴率が取れることが重要なので、霊視の当たり外れというものが強く要求され、その情報によってその人が良い方向に進むかどうかは、二の次・三の次になることがあるように思えます。

霊視が当たるというのも、エンターテイメントとして考えれば、面白いものになると思いますが、エンターテイメントとカウンセリングとは別物です。 TVで有名になるような人の場合は、エンターテイメント的要素が強いのかもしれません。

プロのスピリチュアル・カウンセラーでも、エンターテイメント的要素が強い人もいれば、相談者が良い方向に進むための要素が強い人もいて、どちらが良いとか悪いということではなくて、これはカウンセラーの個性です。(私の場合は後者) カウンセラーの人数で見れば後者の方、すなわち「相談者が良い方向に進むための要素が強い人」の方が多いように思えます。

(4)テレビ番組と実際は違う

スピリチュアル・カウンセリングにおいて、テレビ番組ではうまく行ったケースのみを放送し、うまくいかなかったケースは放送されないため、視聴者はうまく行かないケースがあることを知らないということが起きます。

占いの場合は、当り・外れがあるということが知られているのに対して、スピリチュアル・カウンセリングでは、まだそういった理解があまり進んでいないので、テレビ番組で放映されているような、(完璧な)カウンセリングを暗に要求されることがあります。

私の知っているレベルの高い霊能者でも、未来予見に関しての当たり外れということで言えば80%くらいが上限です。もし、100%当たるような人が居たら、それは神様であって人間ではないということです。

そのため、テレビ番組の放送内容と、実際のカウンセリングには差があるという理解が必要です。

(5)見え方あるいは読みとり方

スピリチュアル・カウンセラーのタイプとして、どのように見えるかということでは、 タイプ1:質問しなくても見える タイプ2:質問があると見える という、2つのタイプに分かれるようです。

タイプ1は、質問しなくても見えることから、相談者が聞きたいこと以外や、見て欲しくないものまで見えてしまうことがあります。テレビ番組に出るのは、多くがこのタイプのようですが(こちらの方がインパクトが強くて視聴率を取れるため?)、カウンセラーの数としては、次のタイプ2の方が多いです。

タイプ2の場合は、相談者が質問を発すると、その質問に応じた内容が見えるというタイプです。(私は、こちらのタイプです。) この場合は、質問事項が漠然としていると、見えてこないことになり、そういう場合は、質問内容を、「仕事の人間関係」といった具合に絞り込むことが必要になります。カウンセリングでは、積極的に質問することで、より良い情報を得ることができます。

(6)得意とする方向性

スピリチュアル・カウンセラーが得意なのは、「問題解決」なのか「成長サポート」なのか?

※この区分は、どちらか一方しかできないということではなく、両方を兼ね備えている人が多いのですが、理解しやすくするために、二つに分けて書いています。

「問題解決」型というのは、まさにその名のとおりで、問題を解決することに長じているタイプで、このタイプの場合、問題がないと実力を発揮できません。 タイプ的に、酷い状況の人を助けることが多いため、普通の人が自身の向上のための質問しても、あまり良い回答を貰えないことがあります。 世の中的に目立つのはこちらのタイプで、他では解決できないでいて悩んでいた人が、そこで解決したということで、インパクトが強いため、印象に残りやすいということがあります。(いくつかの情報からすると、青森の有名な方はこちらのタイプのように思えます)

もう一方の、「成長サポート」型の場合は、深刻な問題を扱うよりは、その人の背中を押してあげるようなサポートの仕方や、人生をよりよくするための援助や教育が得意とする分野ということになります。(私はこちらのタイプです) また、これといって問題があるということではなく、霊的な成長を目指す人には、こちらのカウンセラーの方が良い結果を得ることができます。

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